嫌な音はスルーする!
耳をふさがないかぎり、音は自然と耳に入って来ます。この状態が聞くということですね。
でも、すべての音を意識して聞いているわけではありません。
どのような音であれ、耳の鼓膜は絶えず振動させていますが、脳がその音を意識しないと認知されません。
トマティス博士は「情報は耳道を通った後、脳の方向へ導かれていくが、脳に達する途中で、情報が交錯する集会所のようなところ(視床)にぶつかる、嗅覚以外の感覚情報の中継点で、その情報が聞きたくなければ情報を遮断している」と言っています。
聞き取らなければならないものが入ってきても緊張していたり、ストレスがあると、ここでスルーしてしまい脳に伝わらないときがあるのです。
子供にガミガミと同じことで注意ばかりしているとき「この子はちっとも聞いていない」なんて思ったことはありませんか。子供は上手にスルーしているのです。
スルーすべき音か、しっかりと聞かなければいけない音かを判断するには、ストレスを少なくしていくことが大切です。
時々、静かな環境で高い周波数の音をさがしてリラックスしてみてください。どんな音にも高周波は含まれています。
トマティス博士は高周波は脳にエネルギーを与えると言っています。