鼻、喉と中耳が耳管によってつながっています。
風邪の菌が鼻、喉から中耳に入って来た時に中耳炎になる時があります。
中耳はどんな働きをしているのでしょうか。
空気を通して伝わってきた音を内耳に伝える役目をしています。
鼓膜張筋は厚さ1/10㎜程、直径2センチ程の膜で中耳を外耳から隔てています。ツチ骨に付き第五顔面神経(咀嚼筋を司る)に影響します。
3つの耳小骨のツチ骨、キヌタ骨、アブミ骨と順に音が伝わっていきます。
アブミ骨筋は人体で最も小さい6㎜の筋肉で内耳の卵円窓に差し込まれて音を内耳に伝えています。
感情の番人である偏桃体に音を送り、偏桃体は不愉快な音が入ると警報を出してアブミ骨に知らせます。その知らせが多くなってくるとアブミ骨の働きが弱ってきます。偏桃体は顔面神経とつながっています。嫌なことを聴くと顔が歪むのはそのせいかもしれませんね。
また、中耳は情報に焦点をあてながら、同時に音のエネルギーを吸収しています。
この中耳に不都合が生じて聴力損失が起きると伝音性難聴といわれます。
また、中耳に液体が溜まると滲出性中耳炎といわれています。
-中耳の筋肉のストレッチをするのがトマティティストレーニングです-
左からツチ骨、キヌタ骨、アブミ骨